派手に着飾るのは?

 高見沢俊彦さんの著書、あきらめない夢は終わらないで、私と似ていると感じたのが、自分の事を語るのが、苦手だという事だ。

 彼が派手に着飾るのは、他の人の意識をファッションに向けさせたいからだ。

 そちらに目を向けさせると、自分の内面を話さなくてすむからだという。

 私も自分の事を話すのが苦手だ。

 前に勇気を持って話したら

「でも、良いこともあったでしょ?」

と言われた時に、人って外側しか見ていないのだなと落胆した事があった。

 勿論、偶々、駄目な友人に話してしまったのだろうが、分かってもらえない落胆は酷い。

 だから、私は当たり障りのない、話題を話す。

 俊彦は、スカルの指輪、東急ハンズで売っていた等、情報交換をした方がよっぽど建設的だと言っていた。

 私もそう思う。

 昨日、職場のスタッフさんの女性がマツエクとネイルサロンへ行って来たと言う。

 美意識が高い。ネイルはした事があるが、マツエクはまだ、やった事がない。

 どこが良いのですか?等、当たり障りのなく、尚且自分に取って有益な情報を得る事ができる。

  今日、精神科の受信日だ。

一番長い付き合いの先生だから、私が言いたい事が言うのが、苦手だと分かっている。

 「話したい事、ちゃんと話しなさい」

と言われた時、自分は胸の内を話すのが苦手なのだと、認識させられた。

 前は受信する前にビール🍺をかっくらっていかないと、駄目だった。

 何を話して良いのか分からず、動悸がしてきて、堪えられないからだ。

 屯服より、正直アルコールの方が効く。先生もそれは百も承知だ。

 流暢に喋る私に

「今日、何杯呑んできた?」

と、バレバレなので

「きょう、三五缶2杯、かっくらって来た」

と事前に報告するが、ここ2、3年は呑んでいない。

 少しは進歩した私だった。