パニック障害
堂本剛君がラジオで、リスナーの女の子に話していたので、私的に書かせていただく。
私が24歳の真夜中にずっと、頭痛がしてて、汚いが、トイレで、上からも下からもで、困っていた。
眠れない。枕が岩の様に感じて段々息苦しくなって来て、これは過換気だと察した私は紙袋を探すがそんな時に限って出て来ない。
喉も痛かったので、グラスに少し水を入れて口に加え少しづつ水を飲みながら、息を大きく吐いて、少し吸うを繰り返しているうちに、意識が遠のいて、且つ苦しさは酷くなって行った。
単なる過換気にしては酷いと感じ、母のパート先に電話をして、帰って来て欲しいと頼む。
しかし、母が帰って来るまで、20分は掛かる。余りの苦しさに仕方なく初めて救急車を呼んだ。
あるあるだが
「サイレン鳴らさないで来て下さい」
「駄目です!」
と、意識が遠のくと言った私に意識を無くさせない為に消防署の人はずっと話し掛けてくれた。
寝巻きだったので、着替えて保険証等の準備を何とかしてると、サイレンが近付いて来る。
玄関で座って待っていると、隊員さんが、救急車まで、連れて行ってくれた。
母が車で来て、近くの総合病院へ行き、股から血液を取られ
「過換気です!」
と言われ、救急室のベッドで点滴を打ちながら横になって、母は
「仕事あるから、朝迎えに来るから!」
と、娘より、仕事を優先にされた時は腹が立った。
看護師さんも、母が帰ってしまったので、ポカーンとしていた。
少し寝ただろうか?
病院が人で、騒がしくなっていた。
私は自分の顔を鏡で見て驚いた。青い顔の私が写っていたから。
母がやって来て、家に帰る途中、本屋に寄ってもらった。
手が導かれるように、貝谷久宣著のパニック障害の本を手に取り、そこに書かれていたのはまさしく、私が体験した事だった。
その本を買い、家に帰って読む。
あの苦しみと、自分がどうかなちゃいそうな恐怖を母に伝えた。
母も、ただ事じゃないと感じ、病院で全身検査を受けたが異常無し。
内科の先生にレキソタンは出せるけれど、専門の病院の方が良いと言われ、母がTVに出ていた女医さんが居る近所の病院へ行くと、看護師さんが
「院長なら良いのに」
と言っていたが、私は男性医師に当たり、精神科の最初にされる質問に答えた。
それで、少し引っ掛かり通院する事になったが、また、発作が起こり、母の車で病院へ行くと看護師さんが注射器を持って、準備しているのにも関わらず、その医者は
「苦しみなさい!注射も薬もあげません!」
と言って、母を別室へ連れて行き、コンコンと、女の分際で、持ち家で車が軽ではなく、乗用車なのが、おかしいだと、1時間も話したそうで、看護師さん達は気の毒にと言う顔をしながら、横たわっている私を見ていた。
母は診察室から出て来て
「この病院駄目だわ!」
と、女性院長なら良いのだったが、貧乏くじを引いてしまった。
堂本剛君も、パニック発作になった事が無い人に、心無い事を言われたと言っていたが、私は医者から、苦しめと言われたから、笑うしかない。
友人でも、考え過ぎなんじゃないの?気の持ちようだよとか、なった事が無いから言えるのだ。
ただ苦しいだけじゃない。気持ちも楽からいきなり暗に落ちてしまうのだ。自分で止められ無いから他人(ひと)に止めようが無い。
なった事が無い人は、甘えているとか、癌患者の痛みに比べたら大したことないと言うが、ならお前が代わってくれよ!平気と言うならば。
皆、風邪なら、お大事にと言うのに、精神の病気だと、直ぐに甘えているとか、打たれ弱いと来る。
風邪の時、治療するように、精神の病気になったら治療するのも当たり前だろう。
私はパニック障害の方に言いたい。人目や他人の意見なんか気にするな。
苦しいけど、少しづつ楽になるから、苦しみを分かっているからこそ、楽も感じれるし、あなただけじゃない。
ここにも、いるよ!だから、大丈夫!
もがきながらも生きていきましょう。