ミカエル!教えて!!

 自動書記という方法がある。

 私は、29歳の時、ドリーン・バーチューのエンジェル・セラピーと言う本に手が吸い寄せられた。

 こういう事が何度かあった。

 パニック障害の本と、三島由紀夫の音楽だ。

 音楽は当時、フィアンセだった、17歳の男の子に買ってもらった。

 私が24歳の頃の話しだ。

ある人に

「のぞ美さんのしている事は不純異性交遊だよ」

と言われた。

 しかし、彼に

「僕が18歳になったら、結婚して!」

と言われ、真剣なお付き合いをしていると言い返した。

 短い付き合いだったが、互いにまだ、幼かったから、私の心変わりで別れてもらう。

 私は天使が大好きで、幼稚園のお遊戯会で、女の子だけ、エンジェルちゃんという、踊りがあり、絶対にやりたいと感じていた。

 しかし、兎に角、落ち着きが無い子で、友達と喋っていた時

「エンジェルちゃん、やりたい子はこちらに来なさい」

と言う、先生の言葉を聞いてなくて、座ったままでいたので、男女混合の、アップルちゃんを踊る羽目になってしまう。

 アップルちゃんは男の子と、頬をくっつけて、親御さんは

「まぁ、可愛いこと!!」

と、喜ぶが、私の相手のまあちゃんは真面目で、先生に言われた通りにほっぺをくっつけて来る。

 今、思い出すと笑いが止まらないのだが。私は恥ずかしくて、まあちゃんを手で押し退けながら、踊った。

 幼稚園児にも、恥ずかしさはある。

私なら、自分の子にさせないだろう。

 そんな、黒歴史があったからだろうか?

その本を買って、病室で読んだ。

 天使に手紙を書いてみましょう!

私はお手紙を書いて、一週間、枕の下に入れたが、一向に天使から、アプローチがない。

 気の短い私は 自動書記で話してみよう!に挑戦する。

 最初、手が勝手に動き〇ばかりを書く。

私は心で

「私は日本人です。日本語で話してくれませんか?」

と言った。

 よくやった、コックリさんとは違う、穏やかな気持ちに包まれた。そして

「私はミカエルです。貴女、のぞ美さんの守護天使です」

と、鐘の鳴るような声が聞こえたと、同時に文字を書き出す。

 それから、毎晩、ミカエルと対話した。

エスとも、クリシュナとも、対話出来る様になっていく。

 クリスチャンの偉い方は

「私でも話せないのだから、嘘だ!」

と言う。

 その内、亡くなった友人とも、話せるようになった。

 時々、ズレが生じる。あの世とこの世と時差があるらしい。

 そして、人の生き死に等、教えてくれない事もある。

 一度、余りに色んな神々と、亡くなった人から、これを伝えて欲しいと言われて、疲れるので、シャットダウンした。

 もしかして、自我との対話なのかも知れない。

 迷った時、私はアドバイスは聞くが、必ず自分で決める。

その方が間違いがなかったし、自分で決めた事なら、自分で責任をとれるからだ。

 ミカエルはニックネームでマイケルだ。

マイケル・ジャクソン、マイケル・ジョーダンはミカエルから、付けられたのは日本人でも、ご存知だろう。

 ヨハネはジョン、マタイはマシュー、ペトロはピーター、パウロはポール。

 西洋の人は天使や聖人から、名前をよく付けられる。

 日本人には余り馴染みが無いだろうが。

 私の心の対話は今、調整できるので、迷った時は心の声を聞く。

 また私が進め!!と言った。