父からの手紙全文 見えにくいですが、

私がホステスになろうと真剣に悩んだ時に 父から手紙が送られてきましたその全文をここに書きます バスケと同じように人生すべてフットワーク早く快活なリズムを取り戻すように毎日お前をお風呂に入れてくれたひいおばあさん達それに秋田のおばあちゃん 戦死したおじいちゃんもいます またオシャレもしたいだろうしいろいろ勉強もしたいと思います 勉強したければ 昼間スーパーで働いて夜大学へ行った方がいいと思います ホステスさんは反社会的だとは言いませんがしかし父は公的に女が男に媚びを売って金を得るような手段は嫌いですそれだけはやめてください 父が全て悪かったです お前をそんな風に考え込ませてしまったのは全て父に責任があります しかし明るい朝にもう一度考え直してくださいお金が欲しければ 近くのスーパーで パートで少ないけれども自分の力で得たお金で生活する まさしくそれが人間としての 大切なことなのです ホステスさんにもいいところはあります それは男に不自由しないことです 毎晩毎晩取っ替え引っ替え違う男の人と一緒にいられます そのうちに男なしでは寝れない体になります 酒と煙草と男とのぞ美なら薬と そういう風にはなってほしくないのです 父は遊んできたから お水さんの裏の裏の世界まで知っています 表面的な華やかさとは天と地との差があります そこはドロドロとした地獄のような世界です のぞ美は夜の世界を覗いてはいけません ママさんがヤクザに借金をして首が回らないという人たちを何人も見てきております今に不況になり水商売の世界もやっていけないとなるでしょう 一度ホステスさんをやったら そのレッテルは死ぬまで剥がされませんもし心から愛してる男性に出会った時 そんなレッテルを張っていたらその人に好きですと告白できない自分でいると思います そんな女性に育てた覚えはありません きちんとした男性はきちんとした女性を好きになります もう一度昼間に天気の良い時に考え直してください 学びたければ辞書一冊持って図書館に行けばのぞ美そこがお前の学校になる わざわざお金なんかかけなくても勉強ができる 工夫すればおしゃれもできる 美人に産んでくれたお母さんに感謝しなさい それをホステスさんなんかそんな安っぽいことに使わないで 大事な美学を貫いてください 人は美学を失ったら生きていけません 美を切り売りするようなホステスさんなんかになってはいけません そうなったらおしまいです 美学を貫き通しなさい お前もまともな人間なのであれば 男に媚を売って お酒を注ぐようなそんな仕事をするんではない 今さら父が言ったところで聞く耳をもってくれいかもしれませんが 祈っております のぞ美まっすぐに行きなさい 純粋に清らかにまっすぐ生きる人間に 誰も勝てません 男に媚びを売るのではなく お前が歩いた後ろから男が追いかけてくるような そんな素敵な女性になりなさい あなたならなれるはずだ 父より