男として・・゚゚゚

ある日ともやくんと言う 17歳の男の子と知り合った その子の家へ行きお母様が紅茶を出して 二人でお話をした お母様は智也くんと小学校4年生の妹さんとを養うために夜中にコンパニオンの仕事をしていた そしてお母様はシングルマザーで一回結婚して智也君ができ そのお父さんは調理師で海外で腕を磨くということでヨーロッパの方に行くからということで別れてしまった そして2番目のお父さんができたんですけど智也君と合わなくってそしてまた離婚妹さんができて お父さん違いの 妹さんです それでもともやくにとってはとても可愛い妹さんなのです そしてお母様が実家に妹を預けるんだけれどもともやまで預けることができないから智也は夜中一人でいつもアパートに入るのいくら17歳とはいえまだ遊びたい盛りだし 一人で部屋の中に置いてくのはとても心苦しいんだけれどもどうしようもできないんですと私に言った 私はどうしたらいいのかわからずに智也くんの部屋へ行ったそして倫也くんに今からでも高校へ行って高校ぐらい卒業してそして就職すればいいんじゃないと言うとのぞみさんいくら何でも俺の母親も40歳なんだぜ いくら綺麗って言っても20代の女の子にどんどん仕事を奪われて行かれるんだよ 俺男だから妹いるしなんとか養ってかなきゃいけないと思うんだけれども今病気だからどうすればいいんだよ高校行ってる場合じゃないじゃん と言われてしまい私は返す言葉がなかった お母様が辛いのと友也くんの辛さと 二つ知ってしまい 何とかしたいやりたいんだけれども私もお金がないし どうすればいいんだろうと考えてしまった 智也くんはコンパニオンの仕事をやってるお母さんがどれだけ大変か分かっていた だから私にコンパニオンをやれということは言わなかった ひとつ年下の何も世間を知らない男の子にコンパニオンでもやればと言われた時男だから分かんないんだなぁと思ったけれども智也くんみたくお母様がコンパニオンをやっているというところの息子さんは水商売の辛さと大変さを分かっているから私に気軽にそんなことを言ったりはしないそして男としてお母様にコンパニオンをやらせてるという罪悪感を抱いていた しかし彼も病気で仕事ができないそのジレンマでうずうずしている病状はどんどん悪くなっていく 八方塞がりの中 男としてともやくんは 自分を責めながら生きているお母様も智也君のことを心配しながら仕事をしている 私は何もできない すごく辛い

 前にお姉さんがコンパニオンをやってるという男の子と知り合った その男の子も 家族のことを話すとき実は俺の両親離婚しててお母さんが癌で一応家で療養しているんだけれども姉貴もいるしどうしようかなって思ってるんだと言われて私はお姉さんは今何をやってるのと聞くと小さな声で恥ずかしそうにコンパニオンやってると言った やっぱり身内にそういう仕事をしている人がいる男の人がすごく大変だと感じたやはり自分の姉が水商売をやっているということに男として情けないなという思いがあるのだろう だからアルバイトをしながらもお姉さんのことを気遣いお母様も癌の闘病で一生懸命やっている そして その男の子は 私にだけ離婚したと話をして他の人には何も言わず周りの人にいじられキャラで仲良くされているいつも笑顔でいるだけで私と話した時はすごく暗い顔をしていた私にだけ心を開いてくれたのは嬉しかったがその男の子の心境を考えるととても辛いだから気軽に私にコンパニオンやホステスをやればとか言えないんだってわかった 男として息子であっても弟であっても身内に水商売をやっているという人がいると男の子が自分が恥ずかしいとやっぱり思ってしまうんだろう 私は何と言っていいかわからなかった

 お金がなくなったら気軽にコンパニオンとかやればいいじゃんっていう若い女の子と全然発送が違う男の子の 対比を 漢字 とても辛くなった 世間を知らない若い子が気軽に水商売をやればいいじゃんというノリなのに 身内にそういう女性がいる男の子がとても自分に力がなく恥ずかしいと思わされてしまうのだ その男の子たちの心境を思う分かると とても気軽に水商売をやったらいいじゃんって私は言えない お母様もお姉さまもその息子達もとても辛いのだ しかしそうして生きていくしかないのである そんな辛い人たちの気持ちもわからず簡単に水商売をやればいいじゃんという風潮は何とかしてほしいと思う 普通の仕事で女性も男性の一家の主並みに給料がもらえるようなそんな会社にしてくれたらいいのに女というだけで給料が安くだから仕事を水商売をやるしかないという人が増えている とても辛くて私は何と言っていいかわからなかった