俊彦のソロについて

 2022.6.2

 

  アルフィーはソロは絶対にやらないと言っていた。

 それなのに、何故?

と思われた方も、沢山いらっしゃると思います。

 私はヴァージン・ジャパンから、俊彦がソロデビューをした時、横澤 彪(たけし)さんにえらく気に入られて、横澤さんに頭を下げられたら、断る事が出来なかったのだと、思いました。

 今は亡き、横澤さんですが、俺たちひょうきん族のプロデューサーとお話したら、分かり易いと思います。

 ビートたけしさんですら、足を向けて寝られない位のお方です。

 その横澤さんに、俊彦はとても好かれていて、横澤さんはヴァーシン・ジャパンのデビュー第1号として、俊彦に

「君しか、いないんだよ!」

と頼まれ、ソロデビューをしました。

ですが、結果的に売り上げはそう延びなかった。

 そして、会社を潰してしまいました。

横澤さんの、ショックも、さることながら、責任感の強い、俊彦の事。

 アルフィーも、一度、犬が首を傾げたレコード会社を首になっているのを、再デビューして、メリーアンが売れて、今に至ります。

 ソロとしてのリベンジを横澤さんの想いと共にいつかはと、考えていたのでしょう。

 そして、もう一度ソロとして、始動致します。今度は前回のソロの失敗?を考えた上の、作詞人達を導入しました。

 宮藤官九郎さん、みうらじゅんさん、リリー・フランキーさん、つんく♂さんetc.。

 自分を多方面から見たらどうなるだろうか?まさしく、カレードスコープ(万華鏡)。

 そして、残念な事にお亡くなりになった、KOJI君も含めての王子連合で、ライブするという、過去に類を観ない、5人ギタリストで、小さなライブハウスでもやりました。

 俊彦を身近に感じられる俊彦が好きな方にとっては貴重な体験だったでしょう。

 もう、王子連合は観れなくなるのか?と感じると残念でなりません。

 そこいらへんのビジュアル系は敵いません。テクニックも勿論の事、あれだけのビジュアルを68歳で保って、否、進化し続けている人はいないからです。

 歌も上手くなっている。

 私は負けを知らない、特に男性は信用しないです。

 例えば、オーディションで、グランプリに輝き、ずっと第一線で、活躍する方も、いるでしょう。それはそれで、苦悩が付いて周りますが、私の言っている負けは、底辺の泥水を飲んだ事があるかです。

 負けを知っている人は腐りさえしなければ、人に優しく出来ます。

 痛みを知っているから、助けてあげたり、庇ってあげたりします。

 過ちを犯さない人等、何処にもおりません。それを赦してあげられる様になれるのです。

 夫婦喧嘩は犬も喰わないと言われますが、些細な事から、ほんの少し嘘を付いて気が付けば大事になっていた経験をなさった方も、いるでしょう。

 そこで、貴方が悪い、いやお前のせいだは埒が空きません。

 男性はプライドの固まりのようなところがありますから、一応、女として、産まれて来た私から、謝ります。

 対女性にしても、謝って勝つ方法を取ってしまいます。

 女心をねじ曲げるととんでもない事になりますから、そこは慎重にです。

 ですから、彼女を理由が分からなくても、怒らせてしまったら、ご免なさいを取り敢えず、心から言うのをお勧め致します。

 そして、弁の方は女性が、たつので、男性には逃げ場を作ってから、怒りましょう。

 と言う私も、その道のスペシャリストではないので、ストーカーを作ってしまったりします。

 勿論、ストーカーをした人が、悪いのですが、そこまで、追い込んだのは私にも、非があるからでしょう。

 他の女性はご自分をせめないで下さい。ストーカーはされる方よりする方が、いじめと同じで、悪いのですから。

 あくまで私の場合です。

もし、俊彦のソロが、アルフィーもですが、デビューから、売れてたら、今の様に人間味溢れた人にはならなかったと感じるのです。

 負けを知っているから、人に優しく出来る、私はそう感じております。

 私は器用ではないので、よく人を怒らせてしまいます。

 若い頃から、自分の主張は曲げなかったからです。

 特にエリート気取りの男性からみると、クソ生意気な女に取られたでしょう。

 ですから、男性からの、虐めもありました。しかし、捨てる神ありゃ拾う神ありで、もっと上の方に助けていただきました。

 前に自分の良いところで、人に恵まれていると、書いた通りです。

 後、危ない目に遭いそうな時に勘が働いてそれを回避できるのです。

 ですから、結婚しておりませんし、子供もおりませんが、別段、寂しいとか、感じた事がありません。

 一人娘ですから、兄弟も、はじめからおりませんし、亡くした父は生き別れでしたし、母は認知症になりましたので、愛別離苦をそんなに感じる事がなかったのでしょう。

 寧ろ、ご夫婦で可愛い孫達に囲まれて生きた方の方が失うものが、沢山あり辛いのでは?と感じる今日この頃です。

 どんなに辛くても、笑顔でいられる余裕を持ちたいですね。