Guitarは男が似合う

 

 2022.6.23

 

 私は中学1年の時、マイケルシェンカーモデルのフライングVのエレクトリックギター🎸を買った。

 アンプと セットで5万円ぐらいだった 。

 本当は俊彦の弾いてるフライング V が欲しかったが 、高見沢モデルは50万円以上した 。5万の予算の私にとって とても手が届かない値段だった。

 そして手が小さい私にとっては、コード弾きより、ソロの方が得意だった。

 ライティングハンド奏法をやると皆

「おーっ!」

と、驚く 。

 高音と低音の差が激しいため 、ギターのフレットに右指をつけ、左指で弾き、それと少しずらして、右指で弾く。

そうして音を出し、右手を使うのでライトハンド奏法と言う。

 ヘビーメタルをやってる人だとお馴染みの方法だ。

 女だてらにフライング V を持っていたのは多分函館で私一人ぐらいだろう。

 今では、珍しくないだろうが。

 ある時、クラスメイトの男の子が、今度 LIVE をやるから見に来てくれよと、私にチケットを渡した。

 私はお金払うよと、言ったがチケットやると、去って行った。

 私もバンドをやっているので 、チケットが、売れなければ自腹で払わなくちゃいけないことぐらいわかっていた。

 バスケットの部活が 日曜日は午前か午後の半分になる為、午前中だったから PM 2時からの ライブには 何とか間に合った。

 私はタイプではないが、 ただでさえ イケメンでかっこいい男の子が、ギターを持ってステージに立つと なお輝くのだ 。

 テクニック的に私と同等か私より下手な男の子だったが 、ギターを持って登場してきたその彼は とてもかっこよかった 。

 女の子達がキャーキャー言うわけも わかった気がする。

 ピアノは男性楽器と言われるのに対し、ギターは女性楽器と言われる 。

 ギターのボディはまるで女性の体そのものを表している。

 だから女の私がいくら練習しても女性が女性を抱くと、レズビアン以外は単なる親友にしかなれない。

 それも、また良いのだが、男性が女性を抱くとしっくりくるものがある 。

 性差別ではなく、 仕方のないことだ。

3ヶ月しか練習したことのない、男の子のギターと、10年練習してきた女性ギタリストの音は、男の子の方が しっくり来る。

 テクニック的には確かに女性の方が巧いだろうが 、いい音を鳴らすのは男の子の方だ。

 シェリルクロウもかっこいいが 、ギター歴3ヶ月の男の子の出す音は、シェリルクロウを超えてしまうだろう。

 それだけギターは男性にぴったり合う楽器だ。

 私はその男の子のライブを見て 、ギターに自信がなくなった。

 それにしてもなぜギタリストには美形が多いのだろうか ?

 中には背が高いだけで、不細工なギタリストもいるが・・・・・・。

 私は エフェクターは BOSSとか 、そういう歪ませる 音が好きだった 。

 ギター自体のカラッとした音も好きだが やはり歪ませないと 、ハードロックじゃないと粋がっていた。

 それもソロばかり弾いていた、 笑。

F のコードなんて 飛ばして、 ライトハンド奏法ばかりをやっていた。

 普通は逆だろう?

 コードが弾けるようになってから、ソロをやるのだろうが 、私はソロばっかりやっていた 。

 だから私の練習を見に来た女の子が

「中ちゃんのギターは上手いんだよ」

とクラス中の人に言ってしまい 、クラスの男子から

「中田ってギターうまいんだって聞いたよ」

っと言われ、とても恥ずかしかった。

 コードもろくに抑えられず、ライトハンド奏法ばかりやってきたから、見せかけはとても巧いように見られたのだろう。

 それにしてもギタリストに美形が多く 、ギターを持ってしまうと、とてもかっこいい男の子に見えてしまうのは不思議な魔法だ❗

 だから女として生まれてきた私は 男性にはかなわないと 、事、ギターに関してだけはそう思う。

 前にケースワーカーさんの前で、ギターでドレミファソラシドを弾いたら

「すごい❗」

と目をうるうるさせて、私のことを見たのだ。

 前にも書いたと思うが、その時男の子達はこれをされたかったんだ!と気がついた 。

 あのうるうるとした目をさせたくて、男の子達はギターを買い、日夜練習している 。

 単なるモテるためではなく 、女の子のあのうるうる目を見たいがために、ギターを買って練習している。

 大抵不純な動機で ギターを始める。

きっかけがどうであれ 、一度ギターを手にした少年たちは、大人になっても、ずっと弾き続けて欲しいと思う。

 それがたとえプロに繋がらなくても。

いつかなにかの形で それを 評価される日が来ると思うから。

 バンドの注意点としては 、男女混合はできるだけ避けた方が良いということだ。

 必ずくっついたり、離れたりが出来てしまうから。 音楽どころじゃなくなくなってしまう。

 良い大人の常識がある人だったら、長く続くだろうが、若い男の子と女の子だったら うまくいってる時はいいが、別れたりしたらそれこそバンド解散の問題になる 。

 プロの人でも解散しているのはほとんど男女間の問題だ。

 後、女性がいなくってもお金の取り分のことで喧嘩になり 別れてしまう。

 みんな音楽の不一致とか言ってるが、裏を返せばお金と女問題しか 理由はない。

 そして決して、テクニックがあるからと言って 、プロでデビュー出来、売れるというわけではない。

 はっきり言ってアマチュアの人の方がプロより上手いバンドはいくつもある。

 運も実力のうちと言ってしまえばそれまでだが 、今プロになってる人は ほとんどが運だと思う。

 自らヴィジュアル系と言ってていて誰一人美形がいないのに 、なぜビジュアル系?と呼べるのかと不思議なバンドがあったり、 大していい歌でもないのに 300万枚も 売れちゃったりする。

 今は何でもありの時代だから。

 それにしてもやはり 、エレクトリックギターは 男が持って なんぼのもんだと思う。

 いくらジェンダーがどうのこうの言っても、 綺麗な男が持つギターに勝るものはない。

 女の私が いくらこれから寝ないで練習しようとも、 3ヶ月しか練習したことのない男の子に比べたら、月とスッポンの違いであろう。

 それだけ エレクトリックギターは 男性にぴったり合っている楽器だと 感じる。

 ギターを買ったばかりの少年よ!

F コードを乗り越えろ !

そして毎日鏡で 自分の顔を見ろ !

そして「俺は綺麗だ!綺麗だ!」と言い続けろ!

 信じる者は救われる。

気づいたら自分が美形になっていた。ということも、あるのかもしれない、かな?