受け継いで欲しいこと

2022.6.25

 

 「ここは割り勘ね」

という男の人に正直ガッカリする 。

 私は自分から好きになることが多いので デートに誘う時、相手の分も持つつもりでいるので 、自分の昼食代を 抜きにして 、相手の分も 出す為に財布に多めに入れている。

 デート代は誘った方が持つべきだと、私は思っている。80代の老人ホームに一緒に暮らしているなら、割り勘でも、構わないだろうが。

 何故、私から出すか?

その心は 私のためにわざわざあなたの貴重な時間を割いてくれてどうもありがとう。せめてものお礼に、食事代は私に出させて下さい、という心の表れだからだ。

 しかし、私がお金を出した事は一度もなかった。全て男性が

「ここは、男の僕が持つよ」

と、言って出してくれた。

 しかし 平成、令和の男の子は 割り勘が当たり前 だときく。昭和の男の子でも 少なからずそういう子はいる 。

 本当の昭和世代の男性は 女性の財布の紐を開かせるのは男の恥として 断固としてしなかった 。

 もちろん男性の給料が多いという手前もあるけれど 、少なくとも自分より稼げる女性が相手だとしても、 デート費用は全部自分が持つという男の人が多かったような気がする。

 男女平等の名のもとにおいて 、デート代も割り勘でいいと思い込んでいる、男の子は少し、可哀想な気がする。

  Swinging GENERATION という歌がある 。

"試験休みにバイトをして 兄貴の車借りて、あの子と海へ "

 今の子だと 兄貴の車借りてあの子と海へはわかるが なぜ試験休みにわざわざバイトをするのだろう?と考えるのではないだろうか 。  この歌の主人公は デート費用は全て自分が持つという男らしい人の 象徴だ 。

 この歌詞を書いたのは 私の好きな俊彦だ。  彼は 悪く言うと計算ができない 。

 前に ガロの 大野真澄さんに 瓶ビールひとケースを わざわざ 持って 暑中見舞いとしてやってきた時に、桜井と幸ちゃんだったら

「俺ならビール券を贈るで済ませるけどもな」と 、計算のできない俊彦のことを バカだなあと思いつつも、 男として 惚れてしまう。

 K.Tと飲みに行った時にも

「ここは俺の方が年上だから全部払うよ」

と、奢ってしまった。

 皆、K.Tのお金目当てで、近づく人ばかりの中で、俊彦だけは違った。

 彼は見かけとは違い、男の中の男なのだ。

だから、男に慕われる。

同性に好かれない人は信用がおけない。

 男性はお金に関しては余り細かくない方が大成すると感じる。

 家庭の主婦が、1円でも、安く切り詰めるのは必要だろう。

 しかし、息子に会社経営を任せた会長が

「お釣、3円足りなかった❗」

と、チマチマ数える企業に、仕事を任せるか?と、なると、少し止めておこうとなる。

 お金で、女性を何とかする男性はお話しにならないが、女性をデートに誘っておきながら、割り勘ねと言う男性は相手を尊重してないと、思われても、致し方ないだろう。

 私の中ではそういう男性は恋愛対象外になる。

 例えば、タクシー代が8600円だったら、1万円払って、お釣を貰い忘れる位の鈍感差がある男性の方が逆に、安心出来る。

 よく、K大学の男の子はお金持ちなのに、お金を出したがらないと言う。

その癖、自分は外国に留学しただの、自慢話しをする。所謂、鼻持ちならない男性が多いと聞く。

 その大学の創立者福沢諭吉さんも、あの世で、泣いている事だろう。

 K大生と、付き合えると、一流の女になったと言う風潮が一時期あったが、今では中身がバレて、相手にもされないだろう。

 デート代を持つと言う事は、お金を出して、貴女の貴重な時間を僕に使ってくれて、どうも、ありがとうの意味なのだ。

 そこをケチる男性は相手を尊重していない表れだから、人を尊重出来ない人はいずれ、人が離れて行くだろう。

 ここで、1円出さなかったが為に人生台無しにするか、否かはその人の、人間力に掛かっている。

 だから、奢らない男性は私は大成しないと見なす。

 いくら、男女平等と言う時代でも、昭和以前の男前を失って欲しくはない。

 勿論、女性は

「ありがとう❤️」

の、心と言葉を忘れてはいけないが。