ストーキングすると言う事

 2022.6.26

 

 前にも書いたことだろうが、大切なことなのでまたここに書くことにした 。

 忘れもしない、母が亡くなった年だからだ。

 2月23日の天皇誕生日の日。

母の火葬等でバタバタして、少し、ゆったりしようと、You-tubeを観ながら、一杯やっていた。

 そうしたら、5年前に振ったT君からの電話がpm10時過ぎに掛かって来た。

 私は二度と会いたくないので、電話に出なかった。

 そして、切れて、SNS

「もとはと言えば、お前が友達になりたいと、言ったから、こんなになっちゃったんじゃねぇかよー!」

と、メッセージが入って来た。

 一度も、お前呼ばわりされた事がない、8つ年下の男の子だ。

 その後も、また、着信。そして、次のメッセージがとても、気持ちが悪かった。

「今頃、Aさん(共通の亡くなった友人)も、俺たちの事、嘲笑っているのかな」

 俺たちと、さも、過去に何か深い関係があったかのようだ。

 私はT君を一度も、恋愛対象として、好きと、感じた事がない。

 私は訪問看護師さんの救急の電話に掛けた。

「その人、住所知ってる?なら、表札外して、電話に絶対、出ないで!」

と言われ 、一度切る。

 また着信が鳴った 。体が震えてきた。

 半年前に 近所の交番の人が 見回りに来てくれてた 。

そこの電話番号に 電話をする。 そうすると 前来てくださった 小松さ んと言う 、警察官が出てくれて

「女性刑事の方が話しやすいですよね」

とおっしゃってくださった 。

「10分後ぐらいにパトカーで伺います 。パトカーに乗ることを 嫌ですか ?いやではなければ迎えに行きます。 そして中央署に行ってもらいます 」

と言われ 、私は洋服に着替え 、震える手で しっちゃかめっちゃかなメイクをし、 貴重品を持ち、玄関の前に立って待っていた。

 そうすると 、ピンポンが鳴り

「小松です」

っと 声が聞こえ 、ドアを開けた 。

 マスクをしていて、前のイメージと 大分違った 。

小松さんは 警察官は顔覚えられない方が仕事がしやすいんですよ、と言いながら階段を降りた 。

 そしてパトカーに乗り、中央署へ向かった。

 取調室に初めて入る。カツ丼こそ出てこなかったが、女性警察官と男性警察官二人が、私に事情を聞いてきた 。

 どう出会ったのか?私が何の病気なのか ?T 君がどんな状態なのか? わかる限りお伝えた 。

 そして女性警察官が

「お母様が亡くなったばかりなんですか」

と聞いたので

「そうです」

と伝えると

「こんな時に」

と私の代わりに、怒りをあらわにしてくれた。

 そして書類5枚ぐらいを書き 、写真を撮られた 。震えた手でメイクをしたから、 どうしようもない顔をしていたのに、とても恥ずかしかった。

 しかし必要なことなので 私は写真を撮られた 。

 帰る頃には次の日になっていて、 女性警察官が

「今からお家に帰りますから」

と言って パトカーに乗せてくれた。

 そして階段を登り 自分の部屋につき、まず女性警察官が中へ入り、周りを見渡して、 誰もいないことを確認してから

「今夜はゆっくり眠ってくださいネ」

っと、プリティスマイルを決めて 、帰って行かれた 。

 次の日中また T 君から電話がかかってきた。 昨日女性警察官が

「秋田ではまだ起こっていませんが大変これを大きなことと受け止めております。もし、吉と出るか凶と出るかはわかりませんが、 私は口頭注意をしたいと思います 。どうしますか?」

と聞かれ 私は

「よろしくお願いいたします」

と伝えていた 。だから電話が来た後にすぐに中央警察署に電話をした。

 そうすると、今その T 君に会っていると言う 。

 普通ストーカーの被害にあってる最中に たらい回しにされて、刺されて亡くなったという女性が いる から。

 秋田中央警察署が迅速な対応をしてくれた。

 口頭注意によって 、T 君が逆上して、わたしの家に来る可能性も、なきにしもあらず。 警察の方で110番をすると、たとえ私が怖くて声が出せなくても、今私がどんな状況にあるのかが、警察の方でわかるようにしてくれた 。

 男性たちに伝えたい。自分の思い通りにならないからといって 、脅迫めいたことをするのは、 逆に 離れていってしまう。

 私も一応女だ 。喧嘩に負けたことはないとはいえ 、やはり こういうことをされると、 体が震えてくる 。

 一人で震えながら 、ただ紙がパラっと落ちただけでも、ビクつく私がいた。

 自分の好きな人にそんな恐怖を与えて自分の気持ちを相手に刻み込もうとするのは、とても卑劣なやり方だ。

 私は怖さと同時に怒りを感じた。

 ストーカーにあったのは、これが初めてではない 。

 ストーカーという言葉がない時から、私は何回か、そういう目にあった 。

 その時はまだ警察に行こうと言う 考えも思いつかなかった。

 しかし、何度遭っても怖いものは怖いのだ。 どんなにいきがってても、強がってても、 相手がナイフを持ってきたらどうだろう?とか、何をされるんだろう?とか 、殺されてしまうんじゃないか?とか 、いろんなことを頭が駆け巡る 。

 自分の思い通りにならないからといって、 無理やり、何とかしようとする 、そういう人はとても卑劣だと思う。

 何があっても、そういう卑怯な手を使うのはいけないことだと思う。

 愛してもらえないからといって、相手に恐怖を与え 自分の記憶を刷り込む。そういう真似は 男性ならしてはいけないことだ。

 まともに愛を与えるような、そんな素敵な男性になってほしい 。それが女である私からの願いだ。