人として、生きる

2022.7.9

 

 私は実はお金持ちだと、言う人ばかりが、 彼氏になる。

 自分で働かなくてもお嫁さんの一人や二人むかえ入れられ、 生活できるぐらいの 財がある 男の子としかお付き合いしたことがなかった。

 あと何かを創り出す人。歌だったり、文章だったり、何かを創り出す人。

 だから、どこかのんびりした人だ。

悪く言うと、ハングリー精神が、ない。

仕事に対して、ガッツいたところがないのだ。

 私が、どちらかと言うと、直ぐに噛みつくタイプだから、男性はのんびりした人が合うのだろう。

 男同士の足の引っ張りあいを嫌というほど、見て来たから、貪欲な男性には惹かれない。

 良く言う、男らしい人か、なよなよした人しか、好かれない。極端なのだ。

 私は結婚はしないというより、奥さんになった自分を想像出来ない。

 日本の、古くからある、女性が、家事、洗濯するという、概念が、頭からないので、函館や秋田で、働いていると、他の人と、話しが合わなくなる。

「お魚、怖かっていちゃ、いいお嫁さんに、なれませんよ~」

と、言われた時、その人は女性が、家事、洗濯するというものだと言う考えだから言ったのだろうが、私は❓だった。

 家事、洗濯を女性がやらなくてはいけないと言う法律などないし、その人の奥さんが、可哀想に感じた。

 俺が働いて、お金稼ぐから、代わりに家の事をしてくれ、なら、それは愛じゃなく、取り引きになってしまう。

 こんな男の為に、手にアカギレ作って、料理、洗濯してあげてるのだから・・・・・・。

 私だったら、出来ないだろう。

私は家事、洗濯やって貰いたい人間なので、日本人には珍しいタイプだから、それをいちいち説明するのが、面倒なので、結婚はしないと言って来た。

 彼氏に料理作ってもらった事はあるが、作った事はない。

 家の躾が、男性、女性と分けて教えなかったからだろう。

「そんな事したら、人として、恥ずかしい❗」

と、注意された事はあるが、女だから、恥ずかしいとは躾られなかった。

 それで、社会人として、日本で生きて行くのに大分苦労したが、私は親に女性として、ではなく、人として、躾られた事に感謝している。

 周りの女性がハンバーグを作れると、男性に媚びを売っている時、私は一生懸命、沢山の本や音楽で、感性を磨いていたのだから。

 しかし、もしかすると、私は意外に専業主婦向きなのかも知れないと、思う。

 自分の事より、人の事を優先させるからだ。陰の力持ちに向いている。

 まさしく、男性を立てて、それでいいと感じているから。手柄は他人にくれてやると言うタイプだ。

 前にシャシャリ出るだけが、成功じゃない。

 裏番長もいなくてはいけない。

昔からだが、私はよく人から、相談事とか、打ち明け話しをされる。

 それだけ、信じてもらえると言う事だから、私も、嬉しくなる。

 そして、無い頭と心で、一緒に考え、答えを出そうとつとめる。

 今までは強いモノに対して、はむかって行ったが、強いモノと、感じているのが、自分よりも弱いモノかも知れないと、考えるようになった。

 弱いモノに対して、勝ってもそれは苛めになるのではないか?と。

 私が若しかして、お局様やお山の大将になってはいやしないか?と。

 それなら、自分の目指していた人と、大分離れてしまう。

 もう一度、今、自分を見つめ直す時期だと思う。