私の幸福論 福田恆存(ツネアリ)

2022.7.17

 

 ある方から、福田恆存さんの、本を知った。三島由紀夫は読んだのに、福田恆存は私の中で、ノーマークだった。

 何から読もうと、迷っていたが、私の幸論論を購入。

 私は一度に、何冊か、同時に読む。

読んでいるうちに、飽きてきたら、また、別の本と・・・音楽と、酒の飲み方だけは、自分でも、どうしようもない。 

 まず、彼は良く言えば、古風な大和男児だろう。

 それは良いとして、まず初めに美醜についてと、書かれてある。

 良く言う、外見が良い人は得する説だ。

私はそれは違うと思った。自分の経験上、絶対に違うと。

 そりゃ、上の中位なら、ちやほや持て囃される(ハヤサレル)だろうが、出来すぎの、イイ女や男は苦労するのを、福田さん始め、世間一般に分かっていないのだ。

 私は自分では分からないが、見てくれが良いと、思われて来たらしい。

 中学の時、私につかつかと、寄って来た同級生が

「中田さんが、学校で、一番綺麗だと思った。私の小学校には中田さんみたいな、綺麗な人はいなかった!」

と言われ、困惑した。

私は違う女の子がクラスで一番に綺麗だと思ったからだ。

 中途半端に可愛い子は自分の可愛いさを、分かっていて、それを武器に、男子に取り寄って行くが、私は出来なかった。

 自分の顔がコンプレックスだったのも、ある。しかし、周りはそんな私を美人だの、綺麗だの言う。

 そして、妖艶だと、言われた。

同い年の女の子が、彼氏が出来た時、何故か、私だけ、紹介されなかった。

 私は人のモノまで、取る程、落ちぶれちゃいないのに。

 高校生になり、周りは彼氏が居たが、私は俊彦が好きだったので、特別に彼氏が欲しいと、感じた事がない。

 ある時、クラスの女の子が

「番長(私のアダ名)。私、彼氏出来なくて、未だに処女なの。どうしよう❓」

「ん❓私も、処女だよ❓それが、どうかした ❓」

「嘘❗番長なら、中学で、バンバンやりまくっていると、思った❗なら、一緒に高校生を処女を守り抜くと、誓い合おう」

と、勝手に約束させられたり。

 中身と、外見が全く、そぐわないのだ。

 働いてからが、もっと酷かった。

面識の無い男性に

「気取るな❗」

「お前より、イイ女、知ってる」

「まあまあだな」

等、好き勝手に言ってくれるよ。

私が傷付かないとでも、思っているのか❓

 美人も過ぎたら、批判の的になる。

だから、私は程よいブスで、性格も、自分の事しか、考えていない人が、男性でも、女性でも、良いのではないか?と感じる。

 外見が良いのは特だろうが、良すぎるのは敵を作ってしまう。

 私があなたに何をしたの?と訊きたくなる位、色々、嫌味を言われて来たから、必ずしも、美人が幸せになるとは思わない。

 私は余り、笑わないせいか、どこか、済まして見えるのだろう?

 だから、会ったはかりの人に、難癖付けられやすいし、逆に、私を今まで会った人の中で一番綺麗と、言ってくれる人も居て様々だ。

 そして、必ずしも、美人だからと言って、男性にちやほやされるとは限らない。

 男性は自分が相手にされないと、分かりきや、そんな女性に冷たく当たるからだ。

 だから、私の様な女は、生負の法則たる事で、美人と言われるか、嫌味を言われるか、極端なのだ。

 そして、私は男性に頼るのが、出来ない。

社会人になって、尚更、生きにくくなる。

 嫌な思いをしたかと思うと、もっと、凄い方が、助けて下さる。

 だから、外見は程よい方が宜しいと、感じるのですが・・・福田さん。