ぐるんぱのようちえん

2022.8.7

 

 ぐるんぱのようちえんという絵本がある。

ぐるんぱは象だ。象の世界で、いつもしみったれていたので、仲間たちは相談をして、ぐるんぱを人間の世界で、修行させる。

 ぐるんぱは象だから、ビスケット屋さんに行くと象サイズに作ってしまい、雇い主に

「もう、けっこう」

と、クビになり、働き口を転々とする。

 最後に12人、子供がいるお母さんのところで、子守りをするのに落ち着いたが、この物語は誰でも、必ず、必要としてくれるところが、あるというお話だ。

 私も、職を転々とした。1日で、駄目だった事もある。

 今の所が良いのかは分からないが、クビにされないだけ良いというところだろう。

 私は誰かの為ならば一生懸命やるが、自分だけの為ならば、動けないタイプだ。

 ピアノの発表会の練習はしなかったが、合唱コンクールの時は死ぬ気でやった。

 母がいた時は母の為に働いたが、今は自分だけなので、出世しなくても良いと感じている。

 人は自分の思うようにはなかなか、行かないもので、幼い頃は学者になり、死なない薬を発明すると言っていたが、今では学者どころではない。

 私も、ぐるんぱみたいにピッタリ合う仕事ができるように、色々模索する日々が続いている。