二種類の可愛い

 日本人は何でもカワイイと言い過ぎると思う。日本から発祥されたカワイイは世界共通語になった。

 それはそれで、良しとして、私は可愛いには二種類あると思っている。

 一つ目は赤ちゃんや子猫を見て心から出た可愛いと、たいして美人でもなく、頭が良い訳でもなく、何か取り柄がない人物に対して

「可愛いですね」

と言う他に褒める所がないから出た可愛いと。

 私は疑い深いから、綺麗ですねと言われると、そうかな、そう言ってくれて有難いと恐れ多く感じるが、可愛いと、言われると、矢張不美人なのだろうと取ってしまう。

 日本人だけだ。若く見られて喜ぶのは。

よく、50代に見えない有名人・女性等出てあるが、私は若い=幼くて馬鹿と感じてしまうので、余りに

「お若いですね~」

と、言われると、馬鹿にしてるのかと感じてしまう。

 誰もビビアン・リーを見て

「可愛い」

とは言わない。

「美しい、綺麗だ」

となるだろう。

 そりゃ、世の中皆、ビビアン・リーだらけなら、息が詰まるだろう。色々あってみんな良いだ。

 それにしても、私の知識は溜まらないが、何故だか体重だけはたまっていく。

 どうしよう(笑)。