超絶美形

 私は男女問わず美形は誰かと訊かれたら、美輪明宏さんと、高見沢俊彦さん。そして、BUCK-TICK櫻井敦司さんと、遠藤遼一さんと答えるだろう。

 顔だけじゃなく、生きざまも、それぞれ美しい。

 よく、劣化と言う方もいらっしゃるが、若い子にはない、美がそこにはある。

 女性より男性の方が見てくれの良い人に嫉妬する。

「あんなの、男おんなだよ」

と。そして、中身が無いと揶揄する。

 中身はしっかりある。ただ、並みの外見の人なら、認められるところにいても、美形の哀しい性で認めてもらえない。

 ただ、顔が良いだけで、中身が無いと言われてしまう。

 失礼を承知で、サザンやミスチル、グレイが売れたのは美形が誰一人として、いなかったからだ。

 もし、一人でも、彼らの様に美形がいたら、それほど売れなかっただろう。

 男の嫉妬は女性以上だ。顔が良い=脳無しと定義付ける。

 そして、顔のシワを態々探して、劣化したとのたまう。

 普通、男性が蜜蜂で、女性が花に例えられるが、彼らは華なのだ。黙っていても、女性に好かれる。

 顔が並みの人と同じだと、認めてもらえない。そこが、彼らの辛いところだ。

 ミッチーは女子にモテたが故に、男子にハブられた。

 福山雅治さんや、木村拓哉さんはイケメンだが、美形では無い。

 イケメンの方が女性は近付きやすいが、美形は一目置く。

 だから、本人はモテないと感じてしまう。

 高嶺の華に男性がアプローチできないように女性は遠くから、眺めている。

 近付くなオーラが強いからだ。

そして、彼女になったら、いつも自分より、美しい男といるのに、傷ついてしまう。

 イケメンはモテていい思いをするが、美形は辛い。

 ましてや、優しい人なら尚更だ。

 男性社会は分かり易い女性の嫉妬と違って、裏で足を引っ張り、墜ちた者を知らない振りで心で笑う人が多いと感じる。

 男同士の争いは誰も入って仲裁する余地が出来ない。女の私から見たら、とても怖い世界だ。

 「仲良くしようよ!」

と言っても、無視し合うので、手が付けられない。

 同期が出世しようものなら

「あいつは汚い奴だ!」

と毒を吐く。

 私も改めなくてはいけないが

「おめでとう!今度、昇進祝いをやろう!」

と言える人は余りいない。

 そして、粗を探して引きずり落とす。

 相手の良い所を見つけて褒めて上げた人の方がずっと勝ち組になるのに。

 悔しい気持ちは分かるが男同士の争い程、見苦しいモノは無い。

 ただ、美形で産まれて来ただけで疎まれる。

 だから、見てくれの悪い男性は金と権力で女性をはじめ全てを獲ようとする。

 もういい加減やめないか?お金で人の心までは買えないのだから・・・・・・。