笑ってはいけない

最近また口が開かなくなった。

 20代の頃顎関節症になりスプリントを作ってもらい ずっと寝る時はめていた。

 日中も顎が疲れてきたらはめてもいいと 言われていた 。

 そして三十代、四十代になり、少しは治ってきたなーと思い スプリントをしないで 生活していた。

 ここ2、3ヶ月 自分でも意識していないところで ストレスが溜まっていたのだろう。

 ぎりぎりと歯を噛む そして口を開けてみると 指3本も入らないほど 口が開かないのだ。 そして思いっきり開けるとカクっと言って 開く 。

 これはたまらんと思い近所の 信頼のおける歯医者さんに行った 。スプリントは穴が開いてきて 型をとった。

 また新しいのを作りますと言われた。

穴が開きにくく 厚手のものも作れるけれどもそうすると口が閉じにくくなるということで前と同じ厚さに作ってもらうことにした 。

 そしてレントゲンをとり、今は立ったままでカメラが回ってくれる 高度な 機械になっている。

 先生が顎を抑えて口を閉じたり開いたりしてそしてカクカクなりますねと言われた。

痛みはまだない。

 眼鏡を外 しといて良かったなと 思ったのが、 先生が 顎のストレッチを 実践して見せた のだ。

 もし まともに 見たら笑いが止まらなかっただろう。

 私はよく一人で笑いのツボに入り 誰も笑っていないのに一人だけ笑う癖がある。

一人で部屋にいるときはまだマシだ。

しかし、バスに乗ったり 公共の場にいる時に思い出し笑いする。

 それをこらえるのに 本当に必死になる 。

 私の知ってる人で 一生懸命やってる人を見ると笑ってしまうんですよねという方がいた。

 なんとなく分かる気がする 。

 前に 大迫半端無いって!という言葉を言った 大迫選手に 対する キャプテンの男の子が 負けて悔しかったのだろう。

 泣きながら

「だって高校生であんなプレーできるなんて思わへんやん !できるんだったら先にできるって言ってくれればこっちだって考えようがあったのに!」 

と泣きながら言っているのを見て、負けてかわいそうだなぁと思いつつも、 どうしても笑いが先に出てしまう 。彼には申し訳ないが。  本当に辛い時でも 思わずプッと笑ってしまうようなこと 誰にでもあると思います。

 今日の 歯医者は 眼鏡を外してみて良かったとつくづく思いました。

 次回 思い出し笑いしないように 頭を切り替えて 行くつもりです。笑いをこらえながら これを書いています。 失礼します。