戦争によって

 次のお話はご気分を悪くなされるかも、知れませんので、スルーなされて下さい。

 若い方に知っていて欲しくて書きます。最後まで読んで下さった方、その方達の事を考えて下さい。

 戦争がかつて日本でも、ありました。今、違う国で戦争が起こっております。

 私の母の父、私にとって、祖父も第二次世界対戦で、南国の定かではありませんが、島で戦死しております。

 一年に一度、国からお金を貰えます。

 特別弔慰金として。人の命がお金で返せるとは到底思えません。

 しかし、男性は未だマシです。

 女性も戦死しております。が、弔慰金は払われません。

 横井庄一さんが、見つけられた時

「恥ずかしながら・・・・・・」

と言うのが、流行りました。

 戦死して、なんぼの世界で生きている自分を恥じたのでしょう。

 女性もおりました。死ねなくて返って来た方が。

 男性はお国の為に戦ったと、死んでも万歳、生きて返って来ても、勿論、居心地は良くなかったでしょうが、仕方ないで済ませられたところを、女性は石を投げられたりしました。

 そうです。従軍慰安婦です。

 男性の性欲の捌け口となる為に戦士達と一緒に連れて行かれました。

 明日、死ぬかもしれないと思う男性はありったけの欲望をその女性を使って吐き出しました。男性にしてみたら

「仕方ないじゃないか?死ぬのだから」

と、言い訳出来ます。

 女性としては知らない男性に無償で1日何十人を相手にするのです。

 枕の側に、銃を置いて。いつ、敵が攻めて来るか分かりませんから、銃の使い方も教わるそうです。

 怖さの余り、狂ってしまう女性もおりました。

 もし貴女なら、見ず知らずの男性を相手に出来ますか?

 Hが大好きと言って風俗に好きで働く方もいらっしゃるでしょうが、無償でそれも、爆弾が落ちる所で、出来ますか?

 私には無理です。しかし、そうさせられた女性がいるのです。

 命からがら返って来ても

「この売女(ばいた)め!側に寄るな!」

と言われ、相手にした男も一緒になって、彼女を罵るのです。

 戦争でも、男性が有利なのです。

 名誉の死だ、万歳‼️と。

 女性は身も心もボロボロになり、生きて戻って来ても、酷い仕打ちが待っている。

 悔しさも、辛さも誰にも話せない。この苦しみをどう晴らせば良いのか?

 悪夢にうなされながら、今もひっそり生きていらっしゃる、高齢の女性がいるのです。

 ベルトが外れる音を聞いただけで、あの頃の恐怖が蘇ると言う方もいらっしゃいます。

 その様な方々の犠牲で、私達は生きているのです。

 一度位、彼女達に

「ありがとうございます」

と、頭を下げても良いでしょう。

 戦争は矢張りいけません❗

「もし、あなたの大事な人が殺されてもか?」と、究極の問いかけをする方がいらっしゃいますが、例えそうであっても、いけません。

 復讐の連鎖は自分の所で、止めましょう。

 キツイですが、私が止めなければと、皆が思ったら、その時、争いは終わります。

 私の言っている事は夢物語に聞こえるでしょうか?

 あなたも、あなたも、私と同じく考えたらこの世の殺戮は消滅します。

 少し、考えてみませんか?