オアシス

2022.6.20

 

  まごわやさしいは皆さん、よくご存知でしょう。

 豆、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、椎茸(しいたけ、キノコ類)、芋類の栄養バランスの食事をとりなさいと、おばあちゃんの代から受け付がれた言葉だ。

 私は小学生の時、父にオアシスと言う言葉を習った。

お=恐れ入ります

あ=ありがとうございます

し=失礼致します

す=すみません、申し訳ございません

で、オアシス。

 これをしっかり、人に言える様になりなさいと、教わった。

 しかし、今の事業所では対人恐怖症の方が、いらっしゃるので、私は挨拶するが、返って来なくても、別に気にはしない。

 何も言えなかった人が、頭を下げてくれたら、嬉しくなる。

 しかし、私がピークで働いていた時、学生さんで、挨拶出来ない子がいた。

 喋るのは、人一倍だが

「おはようございます」

が、言えないのだ。

 私から

「おはよう」

と言うと、頭を少し下げるだけで、仕事に入るも、主任に嫌われていた為、ろくに仕事を与えて貰えない。

 私なら、主任に

「何をいたしましょうか?」

と、訊くか、若しくは先に出来る事をしてしまう。

 その、主任から、私も、今思えばあれが苛めだったのかしら?と、鈍いタイプなので、何も言わずに仕事をしていた。

 主任も、苛めがいが無いと見たのか、私を食事に誘ってくれたりもした。

 私は挨拶が返って来なくても、する。

向こうがしないから、しないでは自分に負けた気になるからだ。

 そして、その学生は辞めて行った。

 私か、小学5年の時、札幌から、転校してきた、順子ちゃんと言う、女の子が

「挨拶は心の扉を開くと言います」

と、発言した時、私は順子ちゃんを好きになった。

 私は議長に立候補すると、順子ちゃんは副議長に立候補。

 何故か、出来の悪い私を慕ってくれた。

 今、知らない人に危ない目に遭うからと、挨拶しない風潮があるが、私が親なら、オアシスを教えるだろう。

 そして、それ以上に近寄られたら、助けを求めなさいと、教える。

 挨拶が無い世の中は淋しいと思うが、皆さんはどう思われますか?