占いを必要としてるのは男性の方

 AmazonKindle版に電子書籍で出しているが、抜粋して書いた。

 私は占い好きが高じて自分でも占える様になっていた。

 多分、病院に入院していた時、毎朝、神社に散歩に行き、外出した時、祠(ほこら)に入って、神様が煙草🚬を吸うか分からないが、5本位置いて、友達に話す様に

「こんな事があってさー」

と神様に愚痴を言って、病院に戻るを繰り返していたからだろう。

 私の手に目があるかの様に、おみくじの箱に手を入れると、大吉が分かり、引くと大吉で、5回続けて大吉を出していた。

 あの頃は第六感と言うのか、冴えていたと自分でも思う。

 入院した時、お向かいのおばあちゃん、今、元気に話しているけど、逝っちゃうのが、所謂、死相が見えてしまった。

 娘さんにどうやって伝えようと、悩んでいたら、1週間後にお亡くなりになり、実は娘さんはもう駄目なのを知っていて、入院させたと聞き、先に言ってよ~と、悶々とした。

 喫煙所で、男性が怪我をして入院していた方が、元気が無くて、どうしましたか?と、訊くと、入院しているけど、働かなくては家族を養えないが、怪我したし、今の仕事が無理だからどうしようかと悩んでいたとの事で

「占いましょうか?」

と言ってしまい、お名前と生年月日を紙に書いてもらい、体調の良い時、0学の本を見て、中古で買った(多分、使っていた人が凄い方だったのだろう。パワーを感じた)タロットカードで占い、過去、現在、未来を紙に書いて、渡すと

「過去と現在が当たってる!なら、未来はこうやればいいんだね?ありがとう」

と言って、隣の中田さんの占いが当たると病室の人に言ってしまい、6人くらい紙に書いて、私に占ってくれと、全て男性がやってきた。

 私も、人生掛けてる方にとんでもない事は出来ないので。全集中で占った。

 一人、7年後に転職した方が良いと出て、どう伝えようか、悩んだが、直接言うと

「俺、転職考えていたんだ。7年後ね?ありがとう」

と、皆、過去と現在が当たってる!と言われた。

 普通、占いは恋愛相談とか、女性が多いイメージだが、病気になり、一家の主なら、不安の中で悩んでいるが、占いに行くのも憚れるので、私に飛び付いたのだろう。

 男性はなかなか、相談するのが苦手な方が多いので占いも、隠れ家的な所があればいいのに。

 今ではメール占いとかあるが、本物に当たるのは少ないので、占いももっと開けてくれたらいいのだろうと思う私だった。