守ってあげなくちゃ❗

2022.6.8

 

 今の時代は差別になるから、やらないそうだが、私の小学生の頃は人気投票がクラスであった。

 大体、投票結果を見る前に男子は〇〇で、女子はΧΧでと、予想が付くし、結果は思ったとおりだ。

 良く見ると、私に2票入っている。何か視線を感じると、男子二人が、私を見てる。

「もしかしたら、あなた達?」

と、訊くと、二人でコクりと頷いた。

 どう見ても、私を守れるタイプではなく、二人揃っても、私が守ってあげなくちゃいけない男の子達だった。

「ありがとう」

と伝えた。

 だから、二人揃って、お楽しみ会の時、私の好きな歌を歌ってくれたのに、気付く。

 私は極端なのだ。このような、か弱い男の子か、町で一番喧嘩が強い男子しか、知り合いにならない。

 ほどほどが居ない。いても、他の女の子に想いを寄せている。

 男と女が通り過ぎるのだ。笑。

 しかし、私も適当な男性は好きにならないので、求める人しか、寄ってこないのだろう。

 たまには守ってもらいたいが、私の方が守ってあげなくちゃは、どうやら、一生続くらしい。