ピカッドン
2022.8.9
今日は長崎に原爆がおとされた日だ。母の父は戦争でこの世を去った。
母が亡くなり、戸籍謄本を取り寄せた時、祖父の亡くなった場所が、南の名前のわからない島だった。
そして、亡くなった歳を控えても、良いとの事で、届け出をする前に死亡日を記入したが、定かではない。
大体、このくらいに亡くなったと書かれてある。
亡くなる時
「天皇ばんざーい❗」
と言って皆、亡くなったというが、本当は
「母さん、ばんざーい」
と言いたかっただろう。
当時の話しをしたくない人もいる。
始めの頃は人が死んでいくのを不安がっていたが、そのうち慣れて来て、しまいには人が亡くなる事に快感を覚えていく人もいる。
そんな自分を責めて、国へ戻ると、何故自分が生きているのかと、酒をあおる。
戦争は勝っても負けても、悲劇しか残らないのに。
皆、極一部のお金儲けしたい人のせいで、あの国が悪い、アイツが良くないと、プロパガンダで、洗脳され、争いが起き、戦争になる。
どこの国の人だからだの、よいではないか?皆、同じ人間だ。仲良くしようよ。
原爆がおちた時、一瞬で、影も形も無くなる人や、皮膚が焼けただれて、腕が取れてしまった人様々だ。
高校の社会科の授業で、顔が焼けて皮膚がはがれた子供の写真を見て、同級生が
「キャ!」
と思わず、声を上げたら、先生が
「キャ、じゃない!しっかり見て焼きつけなさい。二度と原爆がおちない世界にしなくてはいけない!」
と言った。
原爆がおちただけで、すべてが変わるのだ。
もう二度と原爆がおちませんようにと願う私がいる。